医学生に対する衛生学公衆衛生学の教育・5
母性小児衛生
辻 達彦
1
1群馬大学公衆衛生
pp.577-580
発行日 1959年9月15日
Published Date 1959/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202186
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まえがき
本学における衛生,公衆衛生学の講義は1年3学期に統計学,2年に衛生学及び寄生虫学,3年(全期)及び4年(1学期のみ)に公衆衛生学というように行われてきた。主題の母子衛生は3年の2学期に計4回(8時間)にわたつて行うことが多い。元来母子衛生は臨床との結びつきがつよいので3年乃至4年生に行うのが適切であると考えている。
8時間位で母子衛生全般について講義することは出来ないので,臨床医としてたつひとの多い地方大学の実状から自づと重点的にテーマを選ぶ必要がある。広義の母子衛生の中には学校衛生,歯科衛生,精神衛生等もふくまれるのが常識であるが,これらについては執筆分担は別のものとして主題のなかから省いた。
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