綜説 各国の保健所
フランス及びオランダの保健所
山本 高治郎
1
1聖路加国際病院小児科
pp.97-101
発行日 1959年1月15日
Published Date 1959/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202086
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編集者の求めに応じて本稿を引受けたのであるが,かなりの躊躇を以つて引受けたことを冒頭に告白することを許されたい。他に適任の方が居られるに違いないのであるが,急に思い浮ばないままに引受けさせられる結果となつて了つたのである。筆者は,1955年の4月から7月までフランスに滞在し,且つそのうちの2週間はオランダの見学旅行に費消したと云う程度の経験の持主でしかない。従つてできる限り正確を期した積りであつても,本レポートに大きな見当外れがあるかも知れないし,又一面大雑把なものに必然的になることも避けられない事情にもある。唯この両国の公衆衛生活動が,余り我が国に於て関心を払われていないので,敢て本稿を引受けた次第である。
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