論説
學者とその培地
川畑 愛義
pp.341-342
発行日 1947年3月25日
Published Date 1947/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401200111
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水道水の鹽素消毒に關しては,吾々と米國陸海軍との間に相當にはげしい論戰をたゝかはしたし,現在尚お論爭中であるが,第八軍はそのカンカツ下の諸都市に對して,米國陸軍の標準に從ふべき旨の指令をEichelberger中將の名を以て發して來た。
此の指令は水質衞生の權威第八軍付醫官J. Jack Hinnman大佐の意見が強く反映されてゐると考へられる。Col. J. HinnmanはThe Standard method of Water Analysisの委員會のChairmanで,又た水道協會の會長であるともきいてゐる。彼が水道,特くに水質衛生の權威であることはあらそえないところであらう。
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