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地道な思春期保健活動第65回保健文化賞団体賞受賞―子どもたちの健やかな成長発達を支え続けて25年
高村 寿子
1,2
1とちぎ思春期研究会
2自治医科大学(地域医療学センター公衆衛生学部門)
pp.38-41
発行日 2014年1月15日
Published Date 2014/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401102931
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とちぎ思春期研究会の発足経緯と目的
本会はさかのぼること25年前の昭和63(1988)年10月16日,思春期の子どもたちが未来に向かって,健やかに人間的な成長発達をしていく自己決定能力を支援する者達が参集した.子どもたちの心や身体の変化とともに引き起こされてくる諸問題について研究協議するとともに,特定の考えや所属機関などに拘束されることなく,個人の主体的な意思による自由参加を尊重し,支援者としての相互理解と連携を図ることを目的として設立された.
当時,産婦人科で女医の教育委員長が,思春期保健や性教育は学校保健・地域保健・医療現場が連携を密にして取り組む必要性があることを強く認識されていたことも,本会の設立に追い風となった.そのため,会員の構成は地域保健・学校保健・医療などの医師・保健師・助産師・看護師・養護教諭・教諭・心理・社会教育・福祉・学生・その他(主婦・関係団体など)などからなり,発足総会時の会員数は200名余であった.
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