連載 衛生行政キーワード・48
最近の労働安全衛生行政の動向
石井 安彦
1
1厚生労働省労働基準局安全衛生部労働衛生課
pp.830-833
発行日 2008年10月15日
Published Date 2008/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101427
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労働安全衛生行政の最近の話題
労働安全衛生法第6条により,5年を1期とする労働災害防止計画が策定されており,その計画においては労働災害の防止のための主要な対策に関する事項その他の労働災害の防止に関し,重要な事項が定められている.昭和33年以来,10次にわたって策定され,今回,平成20年度を初年度とする第11次の計画が策定された.
この間の労働災害の動向としては,死亡災害は,長期的には減少傾向で推移しており,平成18年は1,472人と初めて1,500人を下回り,平成19年は1,357人と過去最小となった.しかし,休業4日以上の死傷災害は平成18年に12万1,378人で約30年ぶりに増加し,平成19年は12万1,356人と横ばいとなっている.
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