連載 「PRECEDE-PROCEEDモデル」の道しるべ・9
PRECEDEの段階で質的情報を利用し診断を行った事例―山口県橘町の「健やか親子橘21」計画の策定
岩井 梢
1,2
,
中村 譲治
1
1NPO法人ウェルビーイング
2九州大学大学院人間環境学科
pp.987-992
発行日 2004年12月1日
Published Date 2004/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100530
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先月号に引き続きPRECEDE-PROCEEDモデルの展開方法を事例を取り上げ紹介する.今回は,当事者である住民代表を中心とした協議会を組織し,協議会の場面で質的情報の収集とPRECEDEの各診断を同時に行った事例である.今回の事例の特徴は以下の3点である.
①協議会で出された意見を随時PRECEDE-PROCEEDモデルの枠組みに落とし込み,その質的情報を基にPRECEDEの診断を行った.
②当事者の実情が把握しにくい場合は,協議会とは別にインタビュー等を実施し,質的情報の収集を随時行った.
③すべてのフェーズに住民が参加した.
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