特集 各方面で進む「ヘルスプロモーション」
警察が取り組むヘルスプロモーション
平岡 敏夫
pp.698-699
発行日 2004年9月1日
Published Date 2004/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100460
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警察というと,一般的に事件・事故捜査というイメージが強いのですが,事件・事故の“防止”にも力を入れています.本県では,高齢者の交通事故,転倒・骨折事故等の防止を図り,健康で生きがいのある長寿社会を目指すことを目的に,県健康福祉部と県警察本部が連携し,ギブアンドテイクによる「交通安全・健康声かけ活動」を展開し,高齢者の交通事故防止に成果を上げていますので,本稿にてご紹介します.
高齢化の実態と交通情勢
本県では,過疎・少子高齢化の進展が深刻化しており,高齢化率は26.4%(平成15年推計人口),高齢者の運転免許人口比率は16.5%と,いずれも全国1位であり,交通情勢にも大きな影響を及ぼしています.
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