特集 アニマルセラピー
地域でのアニマルセラピーの実践
小田切 敬子
1
1NPO法人アニマルセラピー協会
pp.953-957
発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100197
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2000年のある日,「阿見町でアニマルセラピーができないかしら?」とダウン症児を持つ母親から声をかけられたのが,私がアニマルセラピーに取り組むそもそものきっかけであった.アニマルセラピーが動物行動学の応用分野であることは理解していたが,「大変そうだなぁ」というのがその当時の感想であった.しかし,自分の周りを見渡すと,アニマルセラピーを実践するスタッフとしては打ってつけの専門学校の講師たちがいた.「動物行動学に長年取り組んできた私が,社会貢献できる新たなる一分野かもしれない」と,半分義務的に取り組んだのが,結果として阿見町での継続的なアニマルセラピーとなった.
本稿では,私たちNPO法人アニマルセラピー協会1)の面々が取り組んできたユニークな活動について紹介していきたい.
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