特集 アニマルセラピー
アニマルセラピー(動物介在療法)とは何か
高柳 友子
1,2
1横浜市総合リハビリテーションセンター
2補助犬担当/NPO法人日本介助犬アカデミー
pp.948-952
発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100196
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われわれ人間は,古くから動物とともに暮らしてきた.人は動物に安らぎを感じ愛情を注ぐこと,愛情が還元されることを望む.かつて番犬や家畜として飼育されていた動物の中でも,特に犬や猫などのペット動物はコンパニオンアニマルと呼ばれるようになり,大切な家族として扱われるようになった.
そのように,人と動物の関係が様変わりする中で,これらのコンパニオンアニマルを人間の医療や福祉現場で活用し,補助療法やレクリエーションに役立てようという取り組みが始まった.これらの活動が始まったのは,1970年代後半の米国と言われ,論文や成書に書かれるようになったのは,90年代に入ってからである.
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