特集 「適正飲酒」をどうする?—新たな局面を迎えたアルコール健康障害の保健指導
扉
pp.275
発行日 2025年8月10日
Published Date 2025/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134883330810040275
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
厚生労働省は2024年2月に「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を公表し、生活習慣病リスクを高める飲酒量を純アルコール換算で男性1日40g以上、女性20g以上と示した。アルコール健康障害対策基本法に基づく国の基本計画(第2期)および健康日本21(第三次)では、この基準以上の飲酒者割合の減少が重点目標に設定されている。
続いて同年3月には「健康診断および保健指導におけるアルコール健康障害への早期介入に関するガイドライン」が公表され、2024年度(第4期)から特定健診・保健指導の飲酒量問診項目が変更された。
本特集では両ガイドラインの理解を深め、保健師がアルコール健康障害の予防にどのように取り組めばよいかのヒントとしたい。

Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.