連載 分娩第2期の助産技術 無痛分娩に求められる助産の探求からみえてきたもの・3【最終回】
用手回旋術・用指回旋術
田辺 けい子
1
1神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部
pp.206-207
発行日 2026年4月25日
Published Date 2026/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134781680800020206
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
用手回旋術とは何か
用手回旋術(manual rotation)は,術者の手全体を使用して胎児の回旋異常を矯正する助産技術です。無痛分娩では,骨盤底筋群の弛緩により児頭にかかる外力が弱まるため回旋異常が生じやすい*一方で,産道が十分に弛緩しているため手技の成功率は高まります。
しかし,助産師教育機関でこの技術が教授される機会はなく,臨床現場で自ら習得せざるを得ないのが実情です。さらに,出生数の減少により助産師が分娩介助を経験する機会自体が減っており,その習得も困難になりつつあります。
Copyright © 2026, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

