連載 分娩第2期の助産技術 無痛分娩に求められる助産の探求からみえてきたもの・1【新連載】
修正リトゲン手技(会陰保護技術)
田辺 けい子
1
1神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部
pp.428-430
発行日 2025年10月25日
Published Date 2025/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134781680790050428
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
修正リトゲン手技は,母体疲労や硬膜外麻酔下の分娩により感覚が鈍化し,適切な腹圧や微妙な努責の調整が困難な産婦において,発露後の児頭娩出を円滑に行い,会陰裂傷の発生や重症化を予防する助産技術です。2024年3月に筆者がフランスの助産実践を視察した際にも,無痛分娩の普及に伴ってこの技術の重要性を改めて認識することとなりました。
本稿では,分娩第2期における助産技術の選択肢の一つとして,修正リトゲン手技の理論的背景と実践的応用を概説します。

Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.