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委員会報告
老年看護政策検討委員会活動報告―日本老年看護学会第28回学術集会委員会企画「介護施設における看護と介護の連携強化によるエンドオブライフ・ケア」概要報告
Report of the 12th Gerontological Nursing Policy Exploratory Committee
藤田 冬子
1
,
伊藤 裕佳
2
,
黒河内 仙奈
3
,
永井 美裕貴
4
,
藤田 淳子
5
,
増谷 順子
6
,
村松 真澄
7
,
山川 みやえ
8
,
山元 智穂
9
Fuyuko Fujita
1
,
Yuka Ito
2
,
Kana Kurokouchi
3
,
Miyuki Nagai
4
,
Junko Fujita
5
,
Junko Masuya
6
,
Masumi Muramatsu
7
,
Miyae Yamakawa
8
,
Chiho Yamamoto
9
1神戸女子大学
2富山県立大学
3神奈川県立保健福祉大学
4甲南医療センター
5国立看護大学校
6東京都立大学
7札幌市立大学
8大阪大学大学院
9南風病院
1Kobe Women's University
2Toyama Prefectural University
3Kanagawa University of Human Services
4Konan Medical Center
5National College of Nursing, Japan
6Tokyo Metropolitan University
7Sapporocity University
8Osaka University Graduate School of Medcine
9Nanpuh Hospital
pp.122-124
発行日 2024年1月31日
Published Date 2024/1/31
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- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
老年看護政策検討委員会では,2024年の診療報酬・介護報酬の改定に向け,高齢者が療養する施設ケアに着目した.そこで,2023年4月に高齢者のエンドオブライフケアが行われる介護施設について,老年看護学会より看護系学会等社会保険連合に2つの要望を提出した.介護報酬改定への要望書は『「機能強化型介護保険施設」(仮称)の新設』であり,診療報酬改定への要望書は『訪問看護管理療養費の病院への適用(仮称)』である.
『「機能強化型介護保険施設」(仮称)の新設』は,専門性の高い看護師を配置し,中長期にわたるエンドオブライフを早期から症状マネジメント,アドバンス・ケア・プランニング(ACP;advance care planning)の推進,看取りケアを充実させるとともに,同一日常生活圏域の介護保険施設を支援する介護保険施設に,「機能強化型介護保険施設」を算定できるように要望するものである.また,『訪問看護管理療養費の病院への適用(仮称)』は,医療機関の専門性の高い看護師が高齢者施設へ訪問し,看取りケアの研修やコンサルテーション,緊急時対応,退院支援等の連携を行っている医療機関に対して,現状の訪問看護管理療養費の加算に,「病院看護師・高齢者施設連携強化加算(新設)」あるいは,「看護・介護職連携強化加算」の算定要件を医療機関にも拡大し算定を要望するものである.
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