レポート こちら現場からお届けします!・第23回
医療的ケア児のベッドバスの自作・導入の試み
斉藤 翔吾
1
1合同会社AddCare ごてんまりZ訪問看護ステーション
pp.60-61
発行日 2026年1月15日
Published Date 2026/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134170450310010060
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秋田県には現在、医療的ケア児が139人おり、そのうち59人が重症心身障害児であるとされています(2025年8月時点)。139人のうち、およそ半数は秋田市に居住しており、医療機関や障害福祉サービスが他市町村と比較し、充実していることがその大きな理由です。中にはよりよい医療・福祉の環境を求めて、他市町村から秋田市に転居してきたご家族もいます。
医療的ケア児を支える現場にいると、数字からは見えない現実にも直面します。例えば、時間の流れがもたらす影響がその一つです。児の成長とともに体格が大きくなるにつれ、抱き上げや移動の介助は確実に「重労働」へと変わっていきます。児の成長と介護者の高齢化は同時に進むために、これまで問題なくできていた動作が難しくなる瞬間が急に訪れるのです。また、核家族化の影響もあり、介護にあたる絶対的な人数が減っていることから「もう一人、手がほしい」と感じる場面も増えました。
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