側頭骨グロムス腫瘍

Glomus tumor of the temporal bone

POINT

●側頭骨グロムス腫瘍は易出血性と骨浸潤性をもつ難治性疾患である。

●拍動性耳鳴の自覚と鼓室内の赤色腫瘤で発見されることが多い。

●根治性，侵襲性と機能温存性のバランスを熟慮した治療戦略が必要となる。

●進展例では，経耳的なアプローチ（経外耳道，経乳突腔）に加えて，経後頭蓋窩アプローチ，経後頭顆窩アプローチなどを併用することが必要となる。

＊本論文中，動画マークのある箇所につきましては，関連する動画を見ることができます（公開期間：2028年10月）。