増大号特集 あなたの整形外科診療が変わる 差がつく画像診断技術—単純X線からAIまで
column
モレル・ラヴァレ病変(Morel-Lavallée lesion)
渡嘉敷 唯司
1
1東京慈恵会医科大学葛飾医療センター放射線部
pp.602-603
発行日 2025年5月25日
Published Date 2025/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.055704330600050602
- 有料閲覧
- 文献概要
概要
1.定義
・モレル・ラヴァレ病変は,皮膚と皮下組織が基底層(筋膜や骨膜)から剥離され,その間に液体(血液やリンパ液,脂肪)が蓄積することによって生じる損傷である.
・外傷(特に高エネルギー外傷や圧迫力)による剪断力が主な原因とされる.
・病変は慢性化することがあり,適切な治療をしないと感染や線維化につながる可能性がある.
Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.