特集 循環器病対策—基本法施行後の成果と課題
循環器病予防対策の課題と新たな展開
平田 あや
1
,
岡村 智教
1
1慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学
キーワード:
特定健診・特定保健指導
,
健康日本21(第三次)
,
高血圧
,
循環器病対策基本法
Keyword:
特定健診・特定保健指導
,
健康日本21(第三次)
,
高血圧
,
循環器病対策基本法
pp.797-805
発行日 2026年10月15日
Published Date 2026/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.036851870900100797
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ポイント
◆わが国の循環器病予防対策は、脳卒中予防対策として開始され、特に高血圧の早期発見・早期治療に重点が置かれていた。
◆20世紀末から生活習慣の改善に重点が置かれるようになり、現在、肥満対策に焦点を置いた特定健診・特定保健指導が行われている。しかしながら肥満の有無にかかわらず、危険因子の集積自体が循環器病発症リスクを上昇させるため、リスクをより適切に反映したリスク層別化の在り方が求められている。
◆健康日本21では、高血圧に対するポピュレーションアプローチの重要性が示されており、個人の生活習慣の改善を基盤としつつ、さらに環境整備を含めた集団全体を対象とした予防戦略が必要である。この点は高血圧管理・治療ガイドライン2025でも強調されている。

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