特集 公衆衛生倫理
危機時の公衆衛生倫理—災害をめぐる倫理的課題
三羽 恵梨子
1,2
,
児玉 聡
1
1京都大学大学院文学研究科倫理学研究室
2日本学術振興会
キーワード:
防ぎうる災害死
,
トリアージ
,
危機時医療水準
,
BCP
,
公的正当化
Keyword:
防ぎうる災害死
,
トリアージ
,
危機時医療水準
,
BCP
,
公的正当化
pp.377-384
発行日 2026年5月15日
Published Date 2026/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.036851870900050377
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ポイント
◆災害時の公衆衛生の特徴は、医療資源の需給の極端な不均衡、医療・保健システム自体の被災という状況下で、最大限効率的な医療・保健サービスの提供を目指すことにある。
◆災害時の医療資源配分は、公共の利益と個人の権利制限の対立が生じるため、倫理的な正当性が求められる。
◆災害時の医療水準の変更と資源配分の基準については、透明性・説明責任・市民参加が、その倫理性を担保する鍵である。

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