書評
《ジェネラリストBOOKS》知識がつながる抗菌薬—まるわかり感染症診療
天野 雅之
1
1南奈良総合医療センター総合診療科
pp.1093
発行日 2026年10月1日
Published Date 2026/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110540101093
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
知識をつなげ,感染症診療の解像度を上げる一冊
感染症診療が“勉強しづらい”と感じる原因は,知識そのものの量よりも「知識同士のつながりが見えにくい」点にあります.抗菌薬,臓器別疾患,患者背景,微生物,検査,合併症.一つひとつは勉強したはずなのに,いざ現場では「根拠が曖昧なまま,なんとなく抗菌薬を処方してしまった」というモヤモヤを抱える若手医師も多いはずです.
伊東完先生の『知識がつながる抗菌薬—まるわかり感染症診療』は,その曖昧さに対して感染症診療の全体像を与えてくれる一冊です.「ジェネラリストNAVI」での連載を書籍化したもので,内容は「病原体/抗菌薬」「感染臓器」「宿主」という感染症診療の三大要素に沿って組み立てられています.

Copyright © 2026, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

