増大号 何度でも見たい! 一般検査パーフェクトガイド
1章 尿検査
尿定量検査:原理,臨床的意義,異常反応
β2-ミクログロブリン,N-アセチル-β-D-グルコサミニダーゼ,肝型脂肪酸結合タンパク質,好中球ゼラチナーゼ関連リポカリン
塚原 祐介
1
1東京女子医科大学病院中央検査部
キーワード:
尿中バイオマーカー
,
急性腎障害
,
AKI
,
慢性腎臓病
,
CKD
Keyword:
尿中バイオマーカー
,
急性腎障害
,
AKI
,
慢性腎臓病
,
CKD
pp.762-763
発行日 2026年8月1日
Published Date 2026/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110540080762
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はじめに
尿は腎臓の濾過・再吸収・分泌を直接反映するため,急性腎障害(acute kidney injury:AKI)や慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)をはじめとする腎疾患の早期発見や病態評価において尿中生化学検査は不可欠である.従来,血清クレアチニン(CRE)で評価されていたが,尿中バイオマーカーは血清CREでは捉えにくい腎臓の機能的な障害や構造的な障害を早期に定量的に評価でき,早期の細胞レベルの変化を捉えられるため重要性が高まっている.
本稿ではAKIの早期診断に有用とされている2項目1)と,日常で検査されることの多い2項目について概説する(図1).
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