Clinical Engineering 29巻10号 (2018年9月)

特集 医工連携への積極的な取り組み─臨床工学技士に期待される役割とは─

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医工連携とは,単なる医学と工学の連携ではなく,医療(well-being*1も含む)と工業(産業)の共創により,新規事業を生み出すことを目的とする.産学官をはじめ,すべての境界を越えてつながり,新しい分野同士の結合にトライすべきである.そのなかで臨床工学技士が何をすべきか,一考案を述べる.

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臨床工学技士には,臨床現場のニーズに対し工学的知識を駆使して,研究・開発を行うことが期待されている.筆者もそれを実践し,パーソナルコンピュータにより人工心肺の操作を支援するシステムや人工心肺の貯血レベルを安定制御する装置,半自動で動作する車椅子のフットレストなどを手がけ,医療現場に還元してきた.ただし,広く普及させるには企業の協力が不可欠である.

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医療機器産業は先進国の主要産業として期待されており,わが国においても国策として推進されている.(公社)日本臨床工学技士会においては,2016年度より「臨・学・産連携推進委員会」を設置し,医工連携による医療機器開発を中心に取り組んでいる.

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大手部品メーカの医療機器産業への参入に当たり,企業が有する技術シーズを活用した医療機器の開発を行った.技術シーズ起点の開発のため,いくつかの仮説の立案や検証を実施し,リスクの低減を試み上市することができた.

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抗がん剤は,がん治療において重要な役割を果たす一方で,薬剤を取り扱う医療従事者への曝露が問題となっている1).そこで今回,投薬時における抗がん剤の曝露を防止するため,企業と共同で完全一体型の輸液ラインを研究開発し,その効果について検証した.

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初めて医工連携に取り組む場合,必ずしも医療機器を対象にする必要はない.医療現場のニーズはベッドサイド周辺に関するものも多く,身近な事例から始めることが得策である.特に医療機器テスタなどの保守点検に使用する機器は,ニーズ提案から評価まで臨床工学技士にとって携わりやすい.

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埼玉医科大学国際医療センターの臨床工学技士と(株)日立システムズで共同し,医療機器の遠隔一元監視システムを開発した.本稿では,システム開発のプロセス,システムの構築手順,医療機関が独自に開発するシステムの問題点,企業との共同開発について述べる.

臨床工学技士に薦める今月の1冊

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Clinical Engineering
29巻10号 (2018年9月)
電子版ISSN:2432-1265 印刷版ISSN:0916-460X 学研メディカル秀潤社

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