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特集 アドレノメデュリン研究の最前線――基礎から創薬・臨床応用へ
血管不全の早期バイオマーカーとしてのMR-proADM
-――疫学研究からのエビデンス
MR-proADM as an early biomarker of vascular failure
――Evidence from epidemiological studies
小山 晃英
1
Teruhide KOYAMA
1
1奈良県立大学地域創造学部社会医学
キーワード:
中間領域プロアドレノメデュリン(MR-proADM)
,
バイオマーカー
,
血管不全
Keyword:
中間領域プロアドレノメデュリン(MR-proADM)
,
バイオマーカー
,
血管不全
pp.218-221
発行日 2026年7月18日
Published Date 2026/7/18
DOI https://doi.org/10.32118/ayu298030218
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- 参考文献 Reference
中間領域プロアドレノメデュリン(MR-proADM)は,血管内皮細胞から産生される血管作動性ペプチドであるアドレノメデュリン(AM)の安定な代替指標であり,血管不全の早期バイオマーカーとして注目されている.筆者らは,MR-proADMが既知の心血管危険因子とは独立して動脈硬化指標(baPWV)と有意に関連し,診断精度において高感度CRP(hsCRP)を上回ることをはじめて大規模日本人サンプルで示した.さらに,心不全,市中肺炎(プロカルシトニンを凌駕),敗血症,新型コロナウイルス感染症(COVID-19),腎疾患,脳血管疾患など,多疾患領域において予後予測能が確認されており,“血管・臓器障害の統合的指標” として機能する.測定はKRYPTORアナライザーを用いた時間分解蛍光免疫測定法(TRACE法)またはUPLC-MS/MS法で可能であり,baPWV装置を有しない施設での血管不全スクリーニングや治療モニタリングへの応用が期待される.

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