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特集 上肢の人工関節 臨床成績と問題点
手指関節 Swanson人工指関節の臨床成績と問題点 術後10年以上経過例の検討
石川 肇
1
1新潟県立リウマチセンター
キーワード:
X線診断
,
関節固定術
,
関節リウマチ
,
再手術
,
手指関節
,
握力
,
治療成績
,
人工関節
,
関節置換術
,
滑膜切除
,
筋力
,
つまみ動作
Keyword:
Arthritis, Rheumatoid
,
Arthrodesis
,
Finger Joint
,
Joint Prosthesis
,
Reoperation
,
Radiography
,
Treatment Outcome
,
Synovectomy
,
Muscle Strength
,
Hand Strength
,
Arthroplasty, Replacement
pp.318-330
発行日 2010年3月19日
Published Date 2010/3/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2010155585
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
関節リウマチ(RA)で、Swansonインプラントを用いて中手指節(MP)関節形成術を施行し、10年以上経過した20例23手63関節の術後成績を検討した。術後経過観察期間は平均13年で、経過中に再手術は3例4手6関節に施行した。再置換6関節を除いた57関節についてみると、術前19関節にあった疼痛は1関節に、45関節にあった腫脹は0となった。自動MP関節可動域は、伸展は術前-34.6°から術後-20.5°へ、屈曲は術前73.5°から術後54.1°へとなった。X線評価では、尺側偏位角度と母指の屈曲角度はどの指においても術後1年未満で変形が良好に改善していた。術後10年経過するとやや変形が再発する傾向であったが、術前の状態にまでは至らなかった。X線像のステム周囲の骨吸収像は、中手骨側よりも基節骨側で多く出現し、Parkkilaらのgrade分類でgrade Iが最も多かった。皮質骨に穿孔を生じたgrade IVは、基節骨で4関節に認めた。骨硬化像の出現もまた中手骨側より基節骨側で多くみられ、基節骨側ではgrade Iが最も多かった。ステム全周を取り巻く硬化像は、基節骨側で8関節、中手骨側で1関節に認めた。インプラントの骨内への沈み込みは平均2mm、基節骨の短縮は平均2.4mm、中手骨の短縮は平均2.6mmであった。インプラントの破損は8例10手11関節に認め、疼痛と腫脹を認めた3関節にのみ再置換を施行した。把持パターン(握り・つまみ)の評価では、改善10手、不変・悪化の非改善13手で、非改善例は改善例に比較して同側手の非施術関節のLarsen分類のgrade平均変化量が有意に大きかった。

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