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プロインスリンの測定意義
野間 桂
1
,
中谷 中
1
,
寺村 義和
1
,
森下 芳孝
1
,
Yuwaraj Kadariya
2
,
登 勉
2
1三重大学医学部附属病院中央検査部
2三重大学医学部臨床検査医学講座
pp.293-295
発行日 2004年3月1日
Published Date 2004/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100598
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
プロインスリン(proinsulin)はインスリン(insulin)A鎖,インスリンB鎖およびCペプチド(C-peptide)を含むプレホルモンとして膵β細胞で合成された後,図1に示すように,2つの経路のいずれかによりインスリンとCペプチドになる.経路①では65番目と66番目とのアミノ酸の間が先に切断され,経路②では32番目と33番目とのアミノ酸の間が先に切断される.大部分が経路②を経てインスリンとCペプチドになるとされている1).これらのプロセッシング異常による異常プロインスリン症や異常インスリン症,さらにβ細胞自体に異常をきたすインスリノーマなどで血中プロインスリンが上昇することが知られている.また,2型糖尿病では血中インスリン濃度に比し,プロインスリン濃度が高いことが知られており,糖尿病発症や予後の予測因子としても有用ではないかと考えられている.

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