Japanese
English
薬剤
新造影剤DR−47(Popiodol)による子宮卵管造影法
Hysterosalpingography using a new contrast medium DR-47(Popiodol)
山口 龍二
1
,
鬼怒川 博久
1
,
清水 秀光
1
,
斎藤 良治
1
,
矢島 聰
Ryuji Yamaguchi
1
1東北大学医学部産婦人科教室
pp.71-76
発行日 1965年1月10日
Published Date 1965/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203206
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
子宮卵管造影法はCaryおよびRubinらによつて実用化され,現在では婦人科領域に欠くべからざる診断法となつている。しかしながら本法はそもそも注入造影法であるためえられる影像が使用される造影剤の質,量,注入圧あるいは注入法に支配されることが多く,これらによつて診断が左右されることも間々あることである。なかでも造影剤の質の問題は,他の欠点が実施者の技術あるいは経験によつて克服できるものであるのに対し,臨床医にとつてはどうにもならないことである。このような臨床側の要望から今まで多くの造影剤が作られており,その数はきわめて多い。しかしもつとも一般に用いられているものを大別すればヨード化油(Lipiodol,邦製Molgodal)で代表される油性造影剤とEndografin (Schering)で代表される水溶性造影剤となる。この両者にはそれぞれ長短があり,いずれをもつて優れりとすることはできないが、少なくともわれわれが理想とする条件—数日程度残像を残して完全に吸収きれる—という点からすると水溶性造影剤には決定的な欠点があり,そのため多くの短所を承知しながらもなおヨード化油を用いざるをえないのが現状である。

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