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手術器具・手術材料—私のこだわり・19
開腹手術における電気メス・デバイスの使い方とコツ
深川 剛生
1
Takeo FUKAGAWA
1
1帝京大学外科学講座
pp.1136-1138
発行日 2023年9月20日
Published Date 2023/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407214246
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はじめに
すべての外科手術において,組織を切るという作業が含まれる.かつて主流であったメスやはさみは,鋭利さと時間短縮という大きな利点がある一方で,止血することができないという欠点があった.次に主流となったのが電気メスである.ペンシル型の電気メスは指先の細かい動きによって繊細な動作が可能で,非通電時には刃先に軽い力をかけ組織を“押す”ことができ,膜の剝離に有用である.通電時には“凝固モード”“切開モード”を使い分けることにより,止血をしながら切開を進めることが可能である.その後,超音波凝固切開装置(LCS)やシーリングデバイスなどのエネルギーデバイスが使用されるようになってきたが,電気メスは依然として外科医にとって最も身近な手術器具の一つである.

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