全世代型社会保障への道筋⓳
新たな段階に入った人口動態の変化
山﨑 泰彦
1
1神奈川県立保健福祉大学名誉教授
pp.29
発行日 2025年9月21日
Published Date 2025/9/21
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO2976008
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急速な少子化が進んでいる。24年の人口動態統計(概数)によれば、出生数は68・6万人で、23年の将来推計人口(中位)の74・4万人を大きく下回った。合計特殊出生率も9年連続で下がり、過去最低の1・15になった。 そういう中、今年6月には第17回出生動向基本調査が行われ、10月には国勢調査が実施される。いずれも将来人口推計のベースになる。筆者が注目するのは前者。21年の第16回調査の独身者調査で、15年の第15回調査と比較して顕著な変化がみられたからである。
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