発行日 2016年4月15日
Published Date 2016/4/15
DOI https://doi.org/10.34449/J0042.11.01_0053-0053
- 有料閲覧
- 文献概要
前号で東邦大学医療センター大森病院眼科角膜外来(ドライアイ外来)を紹介させていただいた岡島行伸です。今号では日本大学医学部附属板橋病院ドライアイ外来をご紹介させて頂きます。日常,多忙なドライアイ外来診療では眼表面検査に集中しがちで,患者自覚症状の客観的評価は軽視されつつあるのが現状です。庄司先生をはじめとする日本大学板橋病院ドライアイ外来では,大学病院ならではのreal-time RT-PCR法により眼表面に発現しているムチン関連遺伝子やケモカイン遺伝子を定量化されています。そうすることで患者さんに治療効果を数値で表して説明することが可能となり,またドライアイ患者自覚症状をVASとドライアイ用フェイススケールを併用させて確認しているとのことで,より患者さんの立場にたった質のよい診療が可能となっているのではないかと思われます。ドライアイ外来の先端を走っている先生方のご活躍を祈っております。明日からでも当院にもフェイススケールを導入していきたいと思っております。それでは,庄司純先生によるドライアイ外来のご紹介をお楽しみください。
Medical Review Co., Ltd. All rights reserved.