トピックス
第69回日本臨床眼科学会
谷口 紫
1
1東京歯科大学市川総合病院眼科助教
pp.26-27
発行日 2016年4月15日
Published Date 2016/4/15
DOI https://doi.org/10.34449/J0042.11.01_0026-0027
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「要約」2014年12月~2015年2月に,全国各地域から選出した10ヵ所の眼科クリニック施設を受診したドライアイ患者(連続50症例)を対象とした。涙液層破壊時間(BUT),角結膜染色スコア,シルマーテストⅠ法,眼瞼・マイボーム腺の評価,患者背景としてコンタクトレンズ(CL)使用歴,VDT作業の有無,全身疾患既往,眼科手術歴の有無を評価し検討した。登録症例は449例(男性63例 女性386例)のうちVDT作業者の占める割合は27.4%であった。全身疾患の既往は高血圧22.9% 睡眠障害11.1%の順で多かった。全体の14%が新規患者,86%が再診患者であった。再診患者のドライアイ治療薬の内訳は,ヒアルロン酸製剤が71.8%,ジクアホソルナトリウム点眼液が33.2%であり,ヒアルロン酸製剤の占める割合が依然として非常に多いことが判明した。
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