総説
ドライアイの疫学
内野 美樹
1
1慶應義塾大学医学部眼科学教室特任講師
pp.18-22
発行日 2016年4月15日
Published Date 2016/4/15
DOI https://doi.org/10.34449/J0042.11.01_0018-0022
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ドライアイの疫学については2007年にDry Eye Work Shop(DEWS)がまとめたレポートがある。しかし,前回のレポートより10年が経過しようとしている今,新たなレポートを発刊するために2015年にDEWS Ⅱが編成された。そしていくつかあるCommitteeの中で,Epidemiology Committee Meetingは2015年6月に2日間に渡ってフランスのパリで開催された。主な内容は,この10年のなかで進捗が得られた疫学研究のOverviewやドライアイ有病率に関するMeta-analysisの可能性,Prevalence Mapping,Genetic Epidemiology, Instrument Evaluation(ドライアイの質問票の評価)である。Meetingのなかで話し合われた詳細は,その内容をまとめた正式な報告書が2017年に発刊される予定なのでそれを待っていただきたい。
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