特集 性ホルモンと産生・依存性腫瘍の基礎と臨床
性ホルモン依存性悪性腫瘍 (3)進行前立腺癌におけるホルモン療法の変遷と最近のTopics
八重樫 洋
1
1金沢大学大学院医薬保健学総合研究科泌尿器集学的治療学助教
キーワード:
CRPC
,
LH-RHアナログ
,
新規アンドロゲン受容体標的治療薬
,
タキサン系抗癌剤
Keyword:
CRPC
,
LH-RHアナログ
,
新規アンドロゲン受容体標的治療薬
,
タキサン系抗癌剤
pp.43-48
発行日 2020年6月1日
Published Date 2020/6/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0015.27.02_0043-0048
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進行前立腺癌に対してはホルモン療法が行われるが,多くの症例で数年後に去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)となる。CRPCでは,アンドロゲン受容体が過剰発現し,ときにアンドロゲン非依存的に腫瘍の増殖・進展をきたすことが明らかとなっている。このような観点から初期よりホルモン療法に化学療法を組み合わせる治療法に徐々にシフトする一方,転移のないCRPC(M0 CRPC)のうちに新規アンドロゲン受容体標的治療薬を使用する傾向もみられる。「KEY WORDS」CRPC,LH-RHアナログ,新規アンドロゲン受容体標的治療薬,タキサン系抗癌剤
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