特集 子宮頸部の生理と病理
特集にあたって
藤原 浩
1
1金沢大学医薬保健研究域医学系産科婦人科学 教授
pp.10-10
発行日 2019年3月1日
Published Date 2019/3/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0015.26.01_0010-0010
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子宮は大きく分けて体部と頸部からなるが,なかでも子宮頸部は内生殖臓器が外界と通じる入り口に位置しており,生殖活動や妊娠・出産に重要な役割を果たしている。女性の一生や生殖リズムとともに形状や機能が変化するが,その異常は生殖医学,周産期学,婦人科腫瘍学および女性医学など産婦人科のすべての領域に跨るさまざまな疾患の発症原因となる。そこで本特集では子宮頸部に焦点を当て,各領域のご専門の先生に原稿を依頼してその生理的な特徴を理解したうえで子宮頸部に由来する疾患について病理学的な理解を深めることを試みた。
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