特集 2型糖尿病の最新治療のために必要な知識
インクレチン関連製剤に関する最新の知見
三田 智也
1
1順天堂大学大学院医学研究科代謝内分泌内科学准教授
キーワード:
DPP-4阻害薬
,
GLP-1受容体作動薬
,
心血管イベント
,
動脈硬化
Keyword:
DPP-4阻害薬
,
GLP-1受容体作動薬
,
心血管イベント
,
動脈硬化
pp.43-48
発行日 2017年4月20日
Published Date 2017/4/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.35.04_0043-0048
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
インクレチン関連製剤であるDPP-4(dipeptidyl peptidase-4)阻害薬やGLP-1(glucagon-like peptide-1)受容体作動薬は,確実な血糖降下作用を有し,単剤では低血糖の発症リスクがきわめて低く,体重を増加させず,安全性も高い。このような特性から,特に経口薬であるDPP-4阻害薬は,現在,日本では最も使われている経口糖尿病薬となっている。本稿では,インクレチン関連製剤の最近の知見に関して概説する。「KEY WORDS」DPP-4阻害薬,GLP-1受容体作動薬,心血管イベント,動脈硬化
Medical Review Co., Ltd. All rights reserved.