特集 RSウイルス感染症の新しい時代
Ⅱ.RSウイルス感染症の臨床~過去から現在へ~
RSウイルスの気道感染症:上気道炎,下気道炎,中耳炎
田中 沙織
1
1千葉大学医学部附属病院小児科
キーワード:
RSウイルス
,
急性上気道炎
,
急性下気道炎
,
急性細気管支炎
,
急性中耳炎
Keyword:
RSウイルス
,
急性上気道炎
,
急性下気道炎
,
急性細気管支炎
,
急性中耳炎
pp.1155-1160
発行日 2026年9月1日
Published Date 2026/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000002450
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SUMMARY
▷RSウイルスは鼻咽頭から下気道へ広がり,細気管支の壊死・浮腫・粘液増加で閉塞を起こす.
▷上気道炎から細気管支炎・肺炎まで幅広く,乳幼児では喘鳴・呼吸困難・哺乳不良など呈する.
▷鼻咽頭炎に伴う耳管機能障害により急性中耳炎を高率に合併し,発熱遷延や鼓膜膨隆をみとめる.
▷治療は支持療法が中心で,ステロイド・β2刺激薬の有効性は限定的である.
▷手指衛生・マスク・隔離などの標準予防策と,受動喫煙防止や喘息管理が重症化予防に重要となる.

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