特集 再発・転移をきたした婦人科がんの治療―標準治療を超えた挑戦―
1.再発・転移をきたした難治性がん患者をチームで支える
橋口 さおり
1
,
宮島 加耶
2
,
森山 久美
1,3
1聖マリアンナ医科大学緩和医療学講座
2社会福祉法人聖ヨハネ会桜町病院精神神経科
3川崎市立多摩病院緩和ケア内科
キーワード:
緩和ケア
,
ペイシェントジャーニー
,
チーム医療
Keyword:
緩和ケア
,
ペイシェントジャーニー
,
チーム医療
pp.1209-1214
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000924
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要旨
抗がん治療の発展により積極的抗がん治療とbest supportive careとの境界はなくなりつつある.患者は発病,診断,治療,回復期あるいは終末期に至るまで大きな流れのなかにあるが,その過程のなかで患者が体験する感情や行動には意味があり,患者中心の医療とはそれらを支えることにほかならない.どのような病期であっても患者の価値観を踏まえたうえで病状にあわせた現実的なケアプランを立てて共有することにより,患者,医療者双方に有益な医療が可能となる.
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