特集 見逃さない! 内分泌疾患 意外なつながりを読み解く視点
よくある症状・検査異常に潜む内分泌疾患
月経異常から発見される高プロラクチン血症
中野 靖浩
1
,
大塚 文男
1
1岡山大学学術研究院医歯薬学域総合内科学
キーワード:
無月経
,
甲状腺機能低下症
,
プロラクチノーマ
,
マクロプロラクチン血症
,
hook effect
Keyword:
無月経
,
甲状腺機能低下症
,
プロラクチノーマ
,
マクロプロラクチン血症
,
hook effect
pp.919-923
発行日 2026年8月1日
Published Date 2026/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001907
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Headline
・下垂体前葉ホルモンのプロラクチン(PRL)は,周産期において乳腺発育と乳汁分泌に関与し,産後の無月経期間にも寄与する.高PRL血症による無月経が産後以外の状況で発生すると,病的な状態として介入を要する.
・高PRL血症の主な症状は,女性では希発~無月経,不妊,乳汁分泌であり,これらの症状では血中PRLを測定する.男性は女性よりも自覚症状に乏しく,発見が遅れやすい.
・高PRL血症の原因として,妊娠,薬剤性,甲状腺機能低下症,慢性腎不全,肝硬変,胸壁疾患を鑑別する.
・血中PRLを評価するときは,偽高値(マクロプロラクチン血症)や偽低値(hook effect)を呈する病態に注意する.
・上記で説明のつかない高PRL血症や,視床下部・下垂体病変による高PRL血症の場合は,内分泌専門医へ紹介する.

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