特集 がんに強くなる! 素朴な疑問から最新のエビデンスまでドクター勝俣ががん外来診療まるっと答えます
4章 がんの支持療法・緩和療法
10 がんの自由診療について「受けるべきですか?」と患者に聞かれたときにどうしたらよいでしょうか?
下井 辰徳
1
1国立がん研究センター中央病院腫瘍内科
pp.235-240
発行日 2026年3月25日
Published Date 2026/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001751
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疑問に答えます!
1 がん免疫療法や代替療法などの自由診療は,公的保険が適用されず全額自己負担となる治療であり,多くは科学的根拠が乏しい未承認療法である.
2 わが国では患者の約4割が補完代替医療を利用していると報告され,こうした療法に頼ることで標準治療の開始が遅れ,生存率が悪化するケースもある.
3 自由診療は混合診療の禁止により現在実施中の治療全部が自費診療に切り替わりうるリスクや,将来的に保険診療に戻れなくなるリスクや高額な費用負担を伴う.
4 医師には,自由診療の現状と問題点,法律・制度の枠組みをふまえた上での患者対応が求められる.

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