特集 いまさら聞けない 予防接種の正しい知識
各論 医療従事者・渡航者のワクチン
狂犬病―曝露前接種と曝露後接種―
西園 晃
1
1大分大学医学部微生物学講座/大分大学グローカル感染症研究センター
キーワード:
狂犬病ワクチン
,
曝露後発症予防
,
曝露後ワクチン接種
,
曝露前ワクチン接種
Keyword:
狂犬病ワクチン
,
曝露後発症予防
,
曝露後ワクチン接種
,
曝露前ワクチン接種
pp.741-745
発行日 2025年6月1日
Published Date 2025/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001394
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Headline
・狂犬病ワクチンの接種には疑い動物に咬まれたあとに対応するための曝露後ワクチン接種とハイリスク者へあらかじめ接種する曝露前接種の2種類がある.
・曝露後発症予防(PEP)は,咬傷部位の十分な洗浄後,迅速に規定回数のワクチン接種を継続することが肝要である.
・重症の曝露の場合には,流行国の現地での抗狂犬病免疫グロブリンの投与も必要になる.

Copyright © 2025, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.