原著
発作性心房細動の診断―左房容積係数を用いた心臓形態変化の検討―
荒尾 正人
1
,
弓場 隆生
1
1東京都立大塚病院循環器内科
キーワード:
発作性心房細動
,
左房容積係数
,
左室心筋重量係数
Keyword:
発作性心房細動
,
左房容積係数
,
左室心筋重量係数
pp.1255-1259
発行日 2023年9月1日
Published Date 2023/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000407
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発作性心房細動は1年以内に70%は再発し1),抗不整脈薬が投与されていない場合,4~6年間に60~90%が再発すると報告されている2~5).また,永続的な慢性心房細動へ移行する割合は1年間で8%,2年間で12%,4年間で18%, 5年間で25%に達するといわれる5~7).そして,脳梗塞等の重大な合併症の惹起で初めて診断される発作性心房細動症例もあることから心房細動の早期診断は臨床的に重要である.
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