特集 原因不明で経過する発熱,不明熱患者のみかた
悪性新生物
悪性新生物を疑った場合の診察(問診・身体所見)とスクリーニング検査―この熱,がん(腫瘍熱)が原因かも?
勝俣 範之
1
1日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科
キーワード:
がん
,
腫瘍熱
,
不明熱
,
ナプロキサンテスト
Keyword:
がん
,
腫瘍熱
,
不明熱
,
ナプロキサンテスト
pp.1085-1088
発行日 2023年8月1日
Published Date 2023/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000362
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1 腫瘍熱の診断には感染症やアレルギーの否定が必要である.
2 感染症の否定は,感染症に対する諸検査の結果や抗菌薬加療の結果を確認しなければならない.
3 発熱初診時から腫瘍熱と判断することは困難な場合が多い.
4 ナプロキサンテストやプロカルシトニンが腫瘍熱診断の一助になる可能性がある.
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