特集 一般内科医が知っておきたい最新の心筋症診療
各心筋症における診療の実際 不整脈原性右室心筋症
大野 聖子
1
1国立循環器病研究センター 分子生物学部
キーワード:
危険因子
,
心電図
,
不整脈原性右室異形成
,
評価基準
Keyword:
Arrhythmogenic Right Ventricular Dysplasia
,
Electrocardiography
,
Risk Factors
pp.525-529
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021196022
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<Headline>1 不整脈原性右室心筋症(ARVC)は右室の変性と右室由来の心室不整脈を特徴とする遺伝性疾患である。2 若年者の心臓突然死の原因となるため、早期診断が重要であり、ハイリスク患者には植込み型除細動器(ICD)を含めた予防的治療が必要である。3 細胞間接着を担うデスモゾームをコードする遺伝子の変異がARVCの原因であり、運動等の心負荷によって、ARVCの病態は増悪する。
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