特集 一般内科医が知っておきたい最新の心筋症診療
心筋症の定義・分類と診療のポイント 心筋症の定義と分類
筒井 裕之
1
1九州大学 大学院医学研究院循環器内科学
キーワード:
心筋疾患
,
鑑別診断
,
分類
,
診療ガイドライン
Keyword:
Classification
,
Diagnosis, Differential
,
Cardiomyopathies
,
Practice Guidelines as Topic
pp.448-453
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021196011
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<Headline>1 心筋症は「心機能障害を伴う心筋疾患」と定義される。2 心室壁の肥厚や心腔形態、収縮能および拡張能の低下、家族歴や遺伝子変異の検討にもとづいて、いわゆる「原発性」(以前からの「特発性」)心筋症を、肥大型心筋症、拡張型心筋症、不整脈原性右室心筋症、拘束型心筋症の4つに分類する。3 原発性心筋症の4つの基本病態の一部は重複を示し、相互に鑑別が困難なこともしばしばある。4 4つの原発性心筋症の診断は、可能なかぎり二次性心筋疾患/二次性心筋症を鑑別したうえで確定されるべきである。
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