特集 内科外来でみる急性腹症診療:見落とさないコツ
消化器疾患 膵疾患
新後閑 弘章
1
,
齋藤 倫寛
,
前谷 容
1東邦大学医療センター大橋病院 消化器内科
キーワード:
鑑別診断
,
膵偽嚢胞
,
膵炎
,
X線CT
,
重症度指標
,
動脈瘤-偽性
,
膵炎-慢性
,
膵管内腫瘍
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Severity of Illness Index
,
Aneurysm, False
,
Pancreatic Intraductal Neoplasms
,
Pancreatitis
,
Pancreatic Pseudocyst
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Pancreatitis, Chronic
pp.105-111
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021107077
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<Headline>1 急性腹症をきたす膵疾患は、急性膵炎、慢性膵炎およびそれに伴う膵仮性嚢胞などがあり、重篤化することがある。2 腹痛、膵酵素の上昇があれば必ず膵疾患を疑い鑑別診断を行うが、膵機能低下症例などでは膵酵素の上昇がないこともあり注意が必要である。3 急性膵炎の原因は多数あるが初期治療は同じであり、まずは大量の補液が必要である。4 膵仮性嚢胞および膵周囲貯留の際には感染や仮性動脈瘤の併発に注意する。
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