特集 内科外来でみる急性腹症診療:見落とさないコツ
消化器疾患 手術をしてはいけない腹膜炎
草野 央
1
,
池原 久朝
,
後藤田 卓志
1日本大学 医学部内科学系消化器肝臓内科分野
キーワード:
結核-腹膜
,
結腸憩室炎
,
エリテマトーデス-全身性
,
鑑別診断
,
膵炎
,
腸炎
,
腹膜炎
,
家族性地中海熱
,
Fitz-Hugh-Curtis症候群
,
腹部CT
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Lupus Erythematosus, Systemic
,
Peritonitis, Tuberculous
,
Familial Mediterranean Fever
,
Pancreatitis
,
Peritonitis
,
Diverticulitis, Colonic
,
Enterocolitis
,
Fitz-Hugh-Curtis Syndrome
pp.113-117
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021107078
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<Headline>1 急性腹症をきたす腹膜炎疾患を診察した際、外科手術を含む緊急処置が必要か否かの判断が求められる。2 外科手術が必要な疾患を見落とさないことが重要であるが、一方で、汎発性腹膜炎が生じていても外科手術が第一選択とならない疾患もある。3 なかには、頻度は低いものの特徴的な所見を示す腹膜炎もあるので、そのような疾患を鑑別疾患に挙げなくてはならない。
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