特集 小児在宅医療をすすめるために
小児在宅医療総論 小児在宅医療における心理面の配慮
冨田 直
1
1東京都立小児総合医療センター 在宅診療科
キーワード:
親子関係
,
両親
,
社会的支援
,
小児保健医療サービス
,
在宅医療
,
移行期のケア
,
家族心理
,
在宅移行
Keyword:
Transitional Care
,
Child Health Services
,
Parent-Child Relations
,
Parents
,
Social Support
,
Hospital to Home Transition
pp.974-978
発行日 2022年8月1日
Published Date 2022/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2022281566
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▼小児在宅医療において「親子支援」の視点はきわめて重要で、「児が家族になる支援」を心がける。▼入院中から、親が「児と生活を共にする」イメージがもてるように配慮する。▼支援者は様々な情報を集約し、「児の幸せと安全」を最優先にした支援計画を立案する。▼退院に際して必要な家族のシステムの変更は、家族への大きなストレスになり得ることに支援者は配慮し、よりよいシステムになるよう支援を継続する。▼心理職が不在時も多職種が多角的専門的なアセスメントを行うことで、心理面に配慮した支援は可能である。▼深刻な状況の際は抱え込まずに心理の専門職と連携して対応することも重要である。
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