特集 基本理論に基づいた小児漢方診療
疾患別漢方治療 慢性呼吸器系疾患
羽根 靖之
1
1童心会はね小児科医院
キーワード:
咳嗽
,
漢方薬
,
気管支炎
,
気道疾患
,
喘息
,
鼻炎-アレルギー性
,
副鼻腔炎
Keyword:
Bronchitis
,
Asthma
,
Cough
,
Drugs, Chinese Herbal
,
Respiratory Tract Diseases
,
Sinusitis
,
Rhinitis, Allergic
pp.47-49
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2022057080
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▼小児慢性呼吸器系疾患の漢方治療に関して、ポピュラーな疾患である気管支喘息、遷延性咳嗽および気管支炎、アレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎について解説した。▼気管支喘息での漢方の使用は、その重症度や証に従って使い分けることが望ましいが、その症例にうまくあえば、指標にとらわれず効果のある方剤を継続してよい。▼遷延性咳嗽では、湿性咳嗽や乾性咳嗽によって方剤を使い分けることをすすめる。▼アレルギー性鼻炎では、漢方薬は発症した症状の改善だけでなく予防にも有効性がある。▼慢性副鼻腔炎では、麻黄の含まれた方剤や柴胡剤を使い分けることをすすめる。
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