特集 乳幼児健診実践ガイド
健診の実際 月齢・年齢ごとに 1歳6ヵ月児健診
前川 貴伸
1
1国立成育医療研究センター 総合診療部総合診療科
キーワード:
育児
,
運動障害
,
小児の発達
,
知的障害
,
成長
,
人間関係
,
家族教育
,
乳幼児健康診査
Keyword:
Child Development
,
Child Rearing
,
Intellectual Disability
,
Movement Disorders
,
Growth
,
Interpersonal Relations
pp.617-624
発行日 2021年5月1日
Published Date 2021/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021205805
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●1歳6ヵ月児健診以降、健診の主たる目的は、器質的疾患の早期発見から、身体発育の確認、知的発達・行動発達の評価へとシフトする。●1歳6ヵ月は脳機能が大脳優位となり、人間ならではの行動が発達する時期である。●発達・行動は、歩行の完成、道具の操作、言語発達、やりとりの成立により評価する。●育児面では、食事・睡眠・排泄・清潔など生活習慣の基礎ができていることを確認する。●保護者が子どもの「育てにくさ」を強く感じている場合、必要な支援につなげることが大切である。
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