特集 学童期の神経疾患のファーストタッチから専門診療へ
主要疾患に対する専門診療 一般小児科医が知っておきたいこと 末梢神経疾患
塩濱 直
1
1千葉大学 大学院医学研究院小児病態学
キーワード:
MRI
,
代謝性疾患
,
末梢神経系疾患
,
腕神経叢炎
,
Guillain-Barre症候群
,
遺伝性圧迫神経麻痺
,
神経伝導速度
Keyword:
Magnetic Resonance Imaging
,
Guillain-Barre Syndrome
,
Peripheral Nervous System Diseases
,
Metabolic Diseases
,
Brachial Plexus Neuritis
pp.88-94
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021085355
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●学童期に急性・亜急性に発症する末梢神経疾患について、Guillain-Barre症候群を中心に概説する。●末梢神経疾患では、運動麻痺、疼痛を含む感覚障害、自律神経障害、深部腱反射の減弱に着目する。●検査としては、末梢神経伝導検査、脳・脊髄MRI、髄液検査などを行う。●Guillain-Barre症候群の頻度が多いが、他にもCritical illness polyneuropathy、遺伝性圧脆弱性ニューロパチー、神経痛性筋萎縮症、代謝疾患、中毒性、感染性、外傷性、血管炎、薬剤性と多彩な原因がある。
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