特集 胎児モニタリングwith Corona
胎児血流ドプラ
井上 桃子
1
,
和田 誠司
,
左合 治彦
1国立成育医療研究センター 周産期・母性診療センター胎児診療科
キーワード:
下大静脈
,
臍帯動脈
,
出生前超音波診断
,
心拍出量
,
胎児モニタリング
,
Doppler超音波診断
,
中大脳動脈
,
静脈管
Keyword:
Cardiac Output
,
Vena Cava, Inferior
,
Umbilical Arteries
,
Ultrasonography, Prenatal
,
Fetal Monitoring
,
Ultrasonography, Doppler
,
Middle Cerebral Artery
pp.591-595
発行日 2021年5月1日
Published Date 2021/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021205828
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胎児血流計測では非侵襲的に胎児の循環動態やwell-beingを評価することができる。このため、くり返し施行することにより経時的変化を捉えることができる。胎児心拍モニタリングが難しい妊娠中期であっても測定可能であることも利点である。正確な所見を得るためには、超音波機器の特性を理解し、測定条件を正しく設定することが大変重要となる。特定の血流ドプラ所見と周産期予後の関連が示されており、胎児血流ドプラは児娩出の判断の一助となる。
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