特集 多剤耐性グラム陰性菌対策を見直す-『薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン』に向けて
多剤耐性グラム陰性菌対策としての臨床医の役割 『薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン』を受けて
日馬 由貴
1
,
具 芳明
1国立国際医療研究センター病院 AMRリファレンスセンター
キーワード:
Carbapenems
,
グラム陰性細菌
,
院内感染
,
抗細菌剤
,
感染予防管理
,
医薬品適正使用
,
医薬品開発
,
細菌多剤耐性
,
カルバペネム耐性
Keyword:
Drug Development
,
Anti-Bacterial Agents
,
Cross Infection
,
Gram-Negative Bacteria
,
Carbapenems
,
Infection Control
,
Drug Resistance, Multiple, Bacterial
pp.79-84
発行日 2018年6月10日
Published Date 2018/6/10
DOI https://doi.org/10.34426/J03177.2018256905
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カルバペネム耐性腸内細菌科細菌をはじめとした多剤耐性グラム陰性菌は、近年世界中で問題となり様々な対策が取られるようになった。しかし、新規抗菌薬の開発は難渋しており、根本的な解決方法がみつかっていない。そのため、問題を最小限に食い止めるよう、耐性菌を作らない、広げない努力が大切である。2016年に公表された日本のAMR対策アクションプランの6つの柱の中に「感染予防・管理」、「抗微生物剤の適正使用」が盛り込まれており、臨床医はこれらを実践する必要がある。
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